2019年12月12日

2019年版インフルエンザの症状と特徴

現在日本で特に多く発症している「インフルエンザA型」の症状の特徴は下記のとおりです。

  • 38度以上の高熱
  • 関節痛
  • 筋肉痛
  • 全身倦怠感
  • 頭痛など
  • 上記の症状が現れた場合は、インフルエンザの可能性があります。

    インフルエンザへの感染が疑われる場合や、どの科を受診するか迷った場合、まずは内科を受診してください。
    内科で検査を受け、インフルエンザに感染していると判断された場合は、薬の処方が受けられます。

    またインフルエンザは肺炎を誘発し、合併症を起こすこともあります。
    「咳がどんどん悪化していく」「息苦しい」「二週間たっても熱が下がらない」など、これらの症状がある場合は肺炎が疑われるため、早めに医療機関を受診してください。

    2019年11月 1日

    避難所でノロウイルスの集団感染か(福島いわき市)

    福島県いわき市は、台風19号の際に設置した中央台公民館の避難所で、約20人がノロウイルスに感染したと発表しました。感染経路は不明ですが、接触感染により広がったとみています。

    市保健所によると、25日夜以降、複数の避難者が発熱や嘔吐(おうと)、下痢などの症状を訴え、4人からノロウイルスが検出されました。発症者は10月30日の時点で累計20人にのぼり、市は、各避難所に保健師と看護師を配置するなどの対応を行いました。

    2019年10月 7日

    都内でインフルエンザの流行開始

    9月16日~22日のインフルエンザ患者報告数は436人となり、東京都は9月26日、「都内でインフルエンザの流行開始」を発表しました。
    昨年より11週早い発表となっており、都内では学級閉鎖も相次いでいるため、注意が必要です。

    対策としては、「こまめな手洗い」「咳やくしゃみの飛まつが他の人に直接かからないようにマスクを着用」、また「適度な室内加湿・換気」や「栄養や水分補給」を心掛けましょう。
    また予防接種は例年10月ごろから開始しますが、かかりつけ医と相談しつつ、早めに受けることも大切です。

    2019年9月11日

    肺炎の可能性、乳幼児のせきに注意が必要。

    乳幼児がかかると肺炎などを引き起こす恐れがあるRSウイルス感染症の患者が増えています。
    RSウイルス感染症は、患者のせきやくしゃみの飛まつを吸い込んだり、ウイルスの付いた物を触ったりしてうつります。2歳になるまでに、ほぼ100%が感染するとされています。
    感染してから4〜6日後に発熱など風邪に似た症状があらわれ、肺炎のほか、気管支炎になる場合もあります。予防するワクチンや治療薬はなく、点滴などをして回復を待つしかありません。

    8月26日〜9月1日に全国約3000の小児科から今年最多の7673人の患者が報告されました。
    特に乳幼児のせきには注意が必要です。

    2019年8月16日

    患者急増!熱中症の予防法

    熱中症は気温が高い環境下で、体温調節の機能がうまく働かず、体内に熱がこもってしまうことで起こります。

    睡眠不足や風邪ぎみなど、体調の悪いときは暑い日中の外出や運動は控えましょう。
    また、通気性の良い洋服を着て、外出時にはきちんと帽子をかぶることも大切です。
    のどが渇いたと感じたときには、すでにかなりの水分不足になっていることが多いものです。定期的に少しずつ水分を補給しましょう。
    特に夏場は汗と一緒に塩分が失われることを考えると、スポーツドリンクなどがおすすめです。

    2019年7月10日

    夏の感染症、風疹の危険性とは

    夏は、厳しい暑さから食欲不振になったり、生活習慣が乱れやすく夜更かしが続いたりして、なにかと体調を崩しがちです。
    さらに感染症の危険もあります。
    たとえば風疹は、初春から夏の終わりにかけて多発します。発疹が胸と顔から広がり、リンパ腺が腫れるのが特徴です。
    多少の熱が伴いますが、4~5日で症状はひいていき2週間ほどで感染期間が終わります。

    妊娠中に風疹にかかると障害をもった子どもが生まれる確率が高いとされているので十分な注意が必要です。

    2019年6月13日

    咽頭結膜熱(プール熱)の患者数が増加する予想、注意が必要

    例年4月から患者数が増加し、6~7月に流行のピークを迎えます。
    発熱、咽頭炎(咽頭発赤、咽頭痛)、結膜炎(結膜充血、眼痛、流涙、眼脂)の3つが主な症状。
    原因ウイルスは、アデノウイルスであり、感染力は強力です。直接接触だけではなくタオル、ドアの取っ手、階段やエスカレーターの手すり、エレベーターのボタン等の不特定多数の人が触る物品を介した間接接触でも感染が広がります。

    尚、プール熱という名前が一般的ですが、残留塩素濃度の基準を満たしているプールの水を介して感染することはほとんどありません。

    2019年5月14日

    手足口病、昨年に比べ患者数が大幅に増加

    手足口病が、昨年に比べ患者数が大幅に増加している傾向にあります。夏にかけて注意が必要でしょう。
    手足口病は、口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性のウイルス性感染症です。
    手洗い、うがいをしっかりと行い、予防に努めてください。

    2019年4月15日

    季節の変わり目は風邪に注意を

    春は朝晩の気温の変化に加え、入学や引っ越しなど環境の変化があることから、ストレスを感じて体調を崩しやすくなる季節です。
    風邪の予防として、ウイルスの侵入を防ぐため、帰宅したらこまめに手洗い・うがいをしましょう。
    また、栄養バランスのとれた食事や適度な運動をこころがけてください。

    2019年3月22日

    ついに「ヒノキ」の花粉の飛来スタート

    多摩では11日と12日に、青梅では12日と13日に、今年初めて2日連続で、1平方センチメートルに1個以上の「ヒノキ」の花粉が観測された。
    東京23区内でも、3月初旬から少しずつヒノキ花粉が観測されている。
    スギ花粉の飛散が始まってから約1か月、ついにヒノキ花粉も飛来がはじまった。ヒノキの花粉症の方は対策が必要だ。
    なお、都内では前シーズンもほぼ同時期にヒノキ花粉の飛散が始まっていた。

    2019年2月21日

    例年より早い、花粉シーズンの到来

    東京では2月11日に飛散開始が確認されたが、去年に比べて3日早い観測だった。
    夏の記録的猛暑の影響から、今年の花粉飛散量は全国平均で去年の2.7倍と予想されている。

    スギ花粉のピークが終わる頃、ヒノキ花粉が飛び始め、その後ピークが始まる。
    このあと3月にかけての気温だが、北日本では平年並みか高め、東日本と西日本では平年より高めで経過する予想だ。
    スギ・ヒノキ花粉ともにピーク時期は、例年並みか少し早まる見込みとなっている。

    2019年1月 9日

    インフルエンザの流行「注意報」レベル上回る

    全国でインフルエンザの流行が本格化している。厚生労働省は9日、全国5千カ所の定点医療機関から報告された直近1週間(2018年12月24~30日)の1医療機関あたりの患者数が11・17人となり、「注意報」レベルとされる10人を上回ったと発表した。

    1月7日の推定患者数は約30万人と、今シーズンの最高値(約19万人)となった。今週の患者数は更に大きく増加すると予想される。

    今後もインフルエンザの患者発生状況には注意が必要だ。