2024年3月15日

新型コロナ患者数は5週連続減少しインフルエンザの患者数は増加

新型コロナウイルス感染者の数は、連続して5週間にわたり減少していますが、インフルエンザの感染者の数は増加の傾向にあります。

全国的に見ると、新型コロナウイルスによる最新の1週間の感染者数は、医療施設1か所あたり平均6.53人となり、これは前週と比較して0.93倍の数値です。

対照的に、インフルエンザの患者数は、同じ期間に全国の医療施設からの報告で、1施設あたり平均16.14人となり、これは過去4週間で初めての増加です。

新型コロナウイルスの患者数は、前週比で2252人減少し、総計で3万2236人になりました。医療機関約5000か所からの報告に基づくと、1施設あたりの平均患者数も6.53人です。この連続減少は現在5週間に及んでいます。

各都道府県で見ると、患者数が多い順に宮城県、新潟県、山形県、岩手県、青森県となっており、31県で前週よりも減少しています。

新型コロナウイルスによる新たな入院患者数は、前週比で139人減少の2290人でした。厚生労働省は、全国的な流行状況が減少傾向にあるものの、減少のペースは緩やかであり、引き続き感染対策の実施を推奨しています。

インフルエンザの場合、国立感染症研究所などによると、報告された患者数は前週比で1万760人増の7万9643人です。医療機関約5000か所からのデータによると、1施設あたりの患者数は16.14人で、これは前週より2.18人の増加を意味します。

インフルエンザの感染が特に多い地域では、石川県、北海道、新潟県、山形県、富山県が上位にランクインしています。推定によると、この1週間の全国の患者数は約47万人で、去年9月以降の累計患者数は約1636万6000人です。

B型インフルエンザが主流で、直近5週間の検出されたウイルス分析では77%を占めています。インフルエンザに関する専門家は、気温の低下が患者数の増加に影響しており、B型インフルエンザに対する免疫が少ないため、急激な減少は見込めないと述べており、感染対策の継続を呼びかけています。